Cheero Power Plus 2は大容量で破格なモバイルバッテリー

Cheero Power Plus 2を購入しました。iPhone 5を毎日使う中で、バッテリーの持ちが気になっていました。

このバッテリーはツイッターやブログで話題になっていたのでとても気になっていました。USBポートは二つ、MicroUSBポートが一つです。iPadも充電できます。MicroUSBケーブルも同封されています。

特に気に入った点が二点あります。一点目は大容量であるという点です。Cheero Power Plus 2の容量は10400mAhです。iPhoneも5回フル充電可能だそうです。二点目はその価格。僕はアマゾンで購入しましたが、なんと3500円を切っています (2013年9月1日現在)。破格です。

一つ持っているとiPhone、iPad、Wi-Fiルーターのすべてを一度に充電できます。学会等の研究会や出先での仕事の際に重宝します。

Cheeroのウェブサイトはこちら

アマゾンではこちらから購入できます。

効果量とRについて勉強しよう

英語教育界隈の方々が全国英語教育学会で盛り上がっている最中、地元では有志6人で研究法についての勉強会を行いました。きっかけは、ある先生が統計手法について勉強しましょうと声をかけていただいたのがきっかけでした。勉強会は思った以上に中身の濃い充実したものになり、ぜひ冬季も開催したいと思わされました。

僕からはデータの視覚化と効果量、そしてRの簡単な使い方についてお話させていただきました。僕以外の先生方と基礎的な観点を確認しあうことができたことが収穫でした。Rや効果量について興味を持っていただけた先生も(多分)いらっしゃったと思いますので、紹介した資料をウェブ上にまとめておこうと思います。

効果量については水本篤先生、浦野研先生が大変わかり易く解説してくれています。Rやデータの視覚化という観点からは小林雄一郎先生、阪上辰也先生のお二方の資料が参考になります。また、水本・竹内(2011,2008)は効果量を勉強したい人にとっては広く知られていますのでまずはこちらを一読されることをおすすめします。 効果量に関する文献も下の資料の中で紹介されていますが、まずは下の発表資料をきちんと理解した上で専門書の方にとりかかるとより理解が深まるように思います。

浦野 研(2013)「有意性や効果量についてしっかり考えてみよう」外国語教育メディア学会第53回全国大会発表資料 http://www.slideshare.net/uranoken/let2013workshop

その他PDF形式やkeynote形式でも資料を配布されています。

http://www.urano-ken.com/blog/2013/08/05/let2013-workshop/

水本 篤(2012)「Excelを使った統計解析とグラフ化入門」2012年度大学英語教育学会(JACET)関西支部秋季大会企画ワークショップ発表資料

http://www.slideshare.net/AtsushiMizumoto/excel-15316169

水本 篤・竹内 理(2011)「効果量と検定力分析入門ー統計的検定を正しく使うためにーより良い外国語教育研究のための方法ー」『外国語教育メディア学会関西支部メソドロジー研究部会2010年報告論集ー』47-73頁

http://kuir.jm.kansai-u.ac.jp/dspace/handle/10112/6008

水本 篤・竹内 理(2008)「研究論文における効果量の報告のためにー基礎的概念と注意点ー」『英語教育研究』第31号 57-66頁 http://www.mizumot.com/files/EffectSize_KELES31.pdf

小林雄一郎(2013)「Rによる統計グラフ入門」LET中部支部第81回支部研究大会ワークショップ発表資料

http://www.slideshare.net/langstat/let-chubu-2013

小林雄一郎(2011)「Rによる成績データ分析入門」外国語教育メディア学会(LET)関西支部メソドロジー研究部会2011年度報告論集 81-91頁

http://www.mizumot.com/index/method2011.html

阪上辰也(2011)「統計解析環境「R」を利用した言語データの処理」外国語教育学会(LET)関西支部メソドロジー研究部会2011年度報告論集 8-14頁

http://www.mizumot.com/index/method2011.html

札幌R勉強会(2013)オンライン動画集

http://www.ustream.tv/channel/sapporo-r-2.

研究者がTwitterで語ればネットはもっと面白くなる

ここ数日研究論文を読んで疑問に思ったことをツイッターに投稿し、著名な方々からアドバイスをいただき、大変感謝しています。また、反対に若い大学院生が研究に関することをツイートし、そのツイートから議論をすることも多々あります。

僕の周りの知人、友人はFacebook, mixi等のSNSを頻繁に利用している方もいますが、ツイッターとなると意外使用者がにいないのが実情で、なぜかなと思っています。SNSというと、「今日何食べた」などの気軽な投稿がメインになり、それはそれで楽しいものですが、せっかく距離感を気にせずに人と「つながる」ことが出来るツールなのですから、カジュアルトークだけではもったいないなと感じています。

僕がツイッターでフォロー(登録)している人の流れを見ていると、

1)研究関連のツイートをする
2)ツイートを元に議論が行われる
3)議論されたツイートをまとめる

という一連の流れによってその場限りの議論で終わらずに、後からでも参考できるようになっています。ツイッターのまとめには主にtogetterというサイトを使って、@tam07pb915さんがメインとなってまとめを行ってくれています。まとめを見るだけでも論文を読むだけでは見えて来にくい著者の考えが分かるので大変勉強になります。

ツイッターの良いところはその道の第一人者、著名な方とも気軽につながることができることです。Facebookやmixiは登録するのに「申請」が必要で、基本的には自分と全くつながりがない人とは関係が出来にくいように思います。その点ツイッターは単にユーザーをフォロー(登録)するだけで相手方の了承は特に必要ありませんので、気軽につながることができます。

「ツイッターのまとめじゃなくてもブログや論文よめばいいじゃない」という声もあると思います。もちろん論文を読むことは研究の基本です。ブログも著者の考えをある程度まとまった量の文章で読むことが出来る、最新の情報を手に入れることが出来るという点で非常に重宝します。しかしツイッターの良いところは、双方向のやりとりがブログやSNSよりも気軽に出来る点です。したがって、togetterによってまとめられたサイトは一種の「対談本」のような形になり、その道の第一人者達がどのようなことを考えているのかを気軽に知ることが出来ます。時には関連した論文がリンク付きで紹介されることもあり、情報収集の手段としては非常に有効活用できるものになっていると思います。

ツイッターではもちろんカジュアルトークも多々見られますが、せっかく人と人とが気軽につながることができる場が提供されているのですから、大いに研究について語ってほしいなと考えています。特に若い方、大学生や大学院生の方々がどんどんツイートして議論が勃発すると面白いですね。もちろん研究のメインとしてツイッターを使うと言うことは現状あり得ないと思いますし、何でもかんでも「教えて」ではだめだとも思います。しかしながら、気軽なディスカッションを行う手段としてツイッターは非常に有効なツールだと思います。

みなさん、ツイッターでもっと語りましょう。そうすればネットはもっと面白くなると思います。