読書管理と論文サマリーをNotionで

Evernoteから卒業する日が来たかもしれない。

Evernoteは自分の大好きなアプリの一つで結構長い間使っていた。現在の用途は論文のサマリーや一般書の書評や覚書置き場。Evernoteがリリースされたときには色々な情報を詰め込んでいた時期もあった。しかしながら、蓄積した情報を活用する段階において、データの種類が多すぎて煩雑になってしまっていたので、用途を限定して使用することにして早5年以上。途中色々改悪なアップデートもあったが、図表の挿入が割と簡単に行えたり、新しく入った「テンプレート機能」なんかも気に入ったりで、何だかんだでずっと続けていた。

その一方で、マークダウン形式でメモをとることが多くなり、マークダウンで読書ノートや論文サマリーを管理したいと考えていた。また、それとは別に、自分自身のリーディングリストをうまく管理できず、リーディングリストを管理できるソフトもずっと探していた。つまり、

  • 読書管理ができるデータベース的な機能
  • 読書メモをマークダウンで取ることができる
  • 図表も自在に挿入可能
  • テンプレート機能も使える

ようなソフトはないかなとずっと考えていた。で、偶然発見したのが、Notionというアプリだった。Notionについては、いろいろな記事がネット上にある。


ちょっと前からあったっぽいアプリだけど、存在を知ったのは最近(ちょっと前にも触った気がしたけど、そのときは特に何も思わなかったのかもしれない)。きっかけはケンブリッジで医者をしているYouTuberのAli Abdaai 氏の動画。彼は勉強のtipsやtech系の情報を沢山シェアしており、僕自身は英語の勉強と趣味を兼ねて不定期に彼の動画を視聴していた。その中で紹介されていたのがNotionだった

Notionでやっていること

Notionでは、レゴブロックを積むかのように、様々なオブジェクト(テキスト・データベース・Trelloのようなカンバン・ToDoリスト・GoogleドキュメントやPDFの埋め込み)が可能。そしてマークダウンもテンプレートも利用可能と、非常に多機能。まだ使い始めたばかりで詳細は不明だが、現在僕がEvernoteでしていること、やりたいと思っていたことはほぼ全てできている。

タイトルの通り、現在は、Notionを、文献を読んでその内容をまとめるのに使っている。Evernoteでは「論文サマリー」というノートブックを作ってその中に全てのサマリーを入れていたが、Notionでは「TBLT」「実践研究」など研究分野ごとにサマリーをデータベース化するようにしている。個々のノートへのアクセスも非常にシンプルである。また、同じく一般書の読書記録を整理する上でも活用している。こちらはあまり分野ごとに細かく分けず、「一般書」「統計」など、大雑把なタグで分類するようにしている。

1000ブロックまで無料とのことで、月4ドルでunlimited blockが使用可能とのこと。ただし、学生や教職員は月4ドルのプランを無料で活用可能とのこと。

論文サマリーと読書リストは当分Notionでやっていくことになるだろう。そうなるとEvernoteをどうするか。研究関連以外の情報をEvernoteにしようか。つい最近メモ用にBearにも課金したばかりなので、ツールをどうするか色々悩みどころだ。

191109 追記 nortionじゃなくてnotionですね。ご指摘ありがとうございます。

メールソフトSparkとiCalを連携させる

未だに仕事で切り離せないものの一つがメールです。メールソフトはMacも携帯も専らSparkを使っています。レスポンスもそれなりに早いし、基本的なことは十分快適に動作してくれるし、メールをスワイプしながら処理していけるしで中々気に入っています。ただ、Sparkとカレンダーソフトをどのように連携するかで密かに迷っていました(カレンダーはMacの純正のiCalを使っています)。外部連携サービスにもiCalという選択肢はなく、どうしたものかと思っていましたが、灯台下暗しでまさかのオフィシャルサイトに掲載されていました。

4.2. Add an iCloud Calendar to Spark
https://helpspot.readdle.com/en/index.php?pg=kb.page&id=1412

簡単に言ってしまえば、@icloud.comや@me.comなどのアカウントを追加し、当該アカウントのカレンダー機能を有効にすればよかったんですね(詳細はリンク先参照)。あまりにも基本的なことなのですが、@icloud.comのアカウントを使っていなかったので、このアカウントを追加するという発想がなかったです。意外な盲点でした。

メールを処理していく過程では、会議のスケジュールを入力したり、ToDoリストに追加したりとメールソフト以外のソフトと連携を取る必要があるので、Sparkから普段使っているiCalを開いて調整できるというのは、何気ないことなのですがproductivityをあげる上でとても助かりました。

ではまた