学会終了

6月27日、28日と常葉学園大学にて中部地区英語教育学会静岡大会が開かれました。私も拙い研究ではありますが発表させていただきました。発表に来ていただいた皆様、発表資料に興味を持っていただいた皆様、本当にありがとうございました。フロアの方々や発表後にも先生方からの温かい、献身的なご意見をいただけて、これからの研究の方向が見えて来たような気がします。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

発表資料はこちらからダウンロードできます。皆様のご意見、ご批判等お待ちしています。

論文整理

今日は朝から色々と雑用をこなしましたが、意外と時間がかかったのが論文の整理でした。しかし、自分なりにシステムを構築して整理することができたので、備忘録を兼ねて載せておきます。

大学3年時から英語教育に関する論文を読み始め、今年で5年になります。その間読んだ論文がファイルケースに入れっぱなしだったのですが、部屋がちらかったり、目当ての論文を探すのに時間を食ったりで、どうにかならないかと思い、一念発起する事に。

ネットで「論文整理」としてもあまり自分に合うような結果を得ることは出来ず、色々考えた末に、データベースソフトとクリアファイルを使用して論文を整理することにしました。方法は以下の通り

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英語科懇話会4月例会に参加して

先月は都合で参加できなかった英語科懇話会に参加してきました。今回は、高校の先生と高専の先生のご発表でした。

高校の先生のご発表では、音読に力をいれた実践を紹介していただきました。授業で音読を扱う際、段階を踏んだ指導を行ってこられた点、最後は必ずシャドーイングまで行う点など、徹底した音読指導をされているなあと感じ、非常に勉強になりました。また、音読を評価する機会を設けたり、「英語音読コンテスト」を学年単位で実施するなど、教師側のチャレンジ精神が感じられ、パワーをいただきました。

高専の先生のご発表は、名セリフを使用することが、語彙学習、文法学習に及ぼす影響を調査したものでした。名セリフというと、より文学的、哲学的な台詞を思い浮かべますが、この研究では、より生徒に親しみがある、漫画等から抜き出したものを使用していました。このご発表を聞いていて感じたことは、どうも想起、保持といった認知的なプロセスに大きな影響を及ぼすものは「感情」ではないかということです。何の証拠もないし、文献を読んだわけでもありませんが、感情を揺さぶられるようなことというのは経験上何年経っても色濃く覚えているものです。もしかしたらこれからのキーワードになっていくのかもしれません。

また、今回は、夜、大学時代のゼミの仲間数人が集まり、日々各自が抱えている問題等を話す機会がありました。同じ英語の教員として、率直に何でも話し合える仲間がいるということはとてもすばらしいことだと実感しました。