2021年の学会発表予定

今年度の口頭発表の中で、HPに掲載されたものについてお知らせします。

(1)中部地区英語教育学会第50回記念愛知大会にて、永倉由里先生(常葉大学)と南侑樹先生(神戸市立工業高等専門学校)と共同で「実践共有コミュニティに関する調査から読み取れる英語教育の現状とニーズ」という題目で発表させていただきます。

https://www.celes.info/aichi2020/

(2)外国語教育メディア学会(LET)第60回全国研究大会にて「英語教師のための実践研究法ワークショップ」というタイトルでワークショップを担当させていただきます。貴重な機会をいただき深く感謝いたします。実践研究について具体例やクイズを用いながら理解を深めていただけるように努めたいと思います。

https://www.j-let.org/let2021/

(3)全国高等専門学校英語教育学会第44回研究大会にて、南侑樹先生(神戸市立工業高等専門学校)・河合創先生(福井市大東中学校)・宮﨑直哉先生(掛川市立桜が丘中学校)と共同で「ビデオ会議ツールを活用したオンライン読書会の効果と課題」という題目で発表させていただきます。

http://cocet.org/conference.html

口頭発表は1年ぶりでちょっと緊張しますが、皆様にお会いできるのを楽しみにしています。

論文が出ました

論文がいくつか無事出版されましたのでお知らせします。

(1)山本長紀・南侑樹・藤田卓郎・谷野圭亮 (2021).「COCET研究論集第17号から第38号のシステマティックレビュー–研究テーマ・研究分野・研究方法の動向–」『全国高等専門学校英語教育学会研究論集』40, 147-156.

若手・中堅の高専教員が集まり、COCET研究論集の研究テーマ・研究分野・研究方法についてレビューした論文です。4人で研究方法について話し合う時間が大変勉強になりました。

全国高等専門学校英語教育学会HPはこちら

(2)藤田卓郎 (2021).「工業高等専門学校における理工英語を対象としたブレンディッド・ラーニングの探求的実践」『JACET関西支部紀要』20, 47-66.

高専3年生(実施当時)を対象にウェブ・ベースの学習と対面授業を組み合わせて行われた理工英語の授業について学習者の認識を探究した実践研究です。探求的実践 (exploratory practice, EP)、理工英語、ブレンディッド・ラーニングと初めて尽くしな研究ではありましたが、実践の途中あれこれ試行錯誤しながら授業に取り組めたため、充実した時間を過ごせました。率直な意見をくれた学生の皆さん、そして、本論文を書くきっかけをいただいた事務局の皆様に深く感謝します。

JACET関西支部のHPはこちら

(3)藤田卓郎 (2021).「高専の理工英語授業におけるブレンディッド・ラーニングについての学習者の認識」Annual Review of English Language Education, 32,177-192.

(2) で行われた実践研究を踏まえ、高専1年生を対象にブレンディッド・ラーニングを取り入れた理工英語授業を行った探求的実践です。上の研究と異なる点として、入学直後の1年生を対象としたこと、量的・質的両方のアプローチで実践を探究したこと、1年間継続して実践を行ったことがあります。こちらも実践の途中あれこれ試行錯誤しながら授業に取り組み、充実した時間を過ごすことができました。

ARELEはこちらから(最新版を除く)

発表資料@関西英語教育学会2019年度(第24回)研究大会

関西英語教育学会2019年度(第24回)研究大会にてお話しさせていただいた「英語教師のための実践研究法:自身の実践を対象に研究を行うためのポイント」のスライドを共有させていただきます。

発表後、たくさんの先生方に声をかけていただき、様々なコメントをいただけて大変ありがたく思っています。自分の中での新たな気づきもありました。実践研究もそうですが、ふと立ち止まって、自分の実践を振り返るきっかけにしてもらえていたらいいなあと思います。