8月英語科シンポジウムに参加

福井県英語科懇話会で行なわれた夏季シンポジウムに参加してきました。今回は、意見、考えを問う発問の工夫というテーマで、5人の先生方が実践、研究の発表をされました。後期からの授業にぜひ生かしたいことがたくさんありました。

色々な先生方の話を聞いた後、自分が考えていたことは、発問の意図についてでした。仮に、Aという発問とBという発問があり、どちらの方がよい発問ですか、と問われても、その目的にりその答えは変わって来てしまうでしょう。例えば、学習者の考えを求めるという意図を持った発問をしようと思ったら、Aという発問の方がよい発問であり、逆に、「学習者はこのテキストの内容をしっかりと把握しているのだろうか」ということを問いたければ、Bという質問の方が良い、ということがあると考えられます。

つまり、よりよい発問というものを考える際には、「自分はこの授業で生徒に何を学んでほしいのか、どういうことを知ってほしいのか」ということを真摯に追求していくことが必要になるのだなと感じました。そして、自分が授業で成し遂げようとしている意図を達成するために、どのような発問をするとよいのか、その発問を適切に生かすためにどのような仕掛けや下位の発問をしていけばよいのか、ということを考えていくべきなのだと思います。言い換えれば発問を考えるということは自分の授業の意図を明確にすること、そして、授業そのものの骨組みを作っていくことなのだなと考えていました。

後期の授業からは上で書いたようなことを意図して、授業計画を立て、より構造的に授業をデザインし、実践していけるようがんばらなければいけないなと感じさせられたシンポジウムでした。

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