タスク同士のつながり

授業でタスクをもとにした活動を行っています。今日は音楽について話す活動をしました。生徒は宿題で事前に自分のことについて質問に答えてきたので、それをもとにペアで話す活動をしました。

ペア活動は、音楽を聴く場所と時間、好きな音楽のジャンル、洋楽と邦楽のどちらが好きか、音楽の入手方法について相手にインタビューするものでした。

紙を見ずにさせたので何とか持っている知識を総動員して英語やりとりをしているように見えました。その点は成功したと言えたように思います。

しかしながら、同じ活動をペアを変えて再度行なったとき、答える際に答えプラスもう一文で答えるよう指示しました。それが初めてということもあったせいか、あまり上手にできていなかったように思います。この点はまだまだ改良の余地がありました。

また、ペア活動の結果を全体でシェアするときに、発表者の発言をしっかり聞けている生徒が少なかったように思います。スピーキング活動を上手に進めるためにはリスナーをいかにうまく育てるかが重要であるとよく言われますが、その点の指導をもっと頑張らなければなりません。

また、来週は好きな歌手について話す活動をする予定ですが、どうも今週の活動とのつながりが希薄というか、ないような気がします。とにかくタスク形式で進めることに意識がいってしまい、つながりの希薄なsequenceになってしまいました。まだまだ修行が足りません。

追加
中部学会が終わったあとたくさんの方からねぎらいのお言葉とアドバイスをメールでいただきました。本当にありがとうございました。 また今後ともよろしくお願いいたします。

プリタスク

さて、最近Willis and Willis (2007)のTBTについての本を読んで、日々の授業にどのようにタスク的な活動を取り入れるかを考えています。学会でたくさんの刺激をいただいたので、まずはそれを自分の授業にぶつけてみようと試行錯誤しているところです。

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Willis and Willisのタスクの指導法に関する考え方は次回以降の投稿でアウトプットすることにしまして、今日は彼らの考え方を基にしたTBT的指導法(3時間構成)の第1時間目。毎回ルーティンワークで行なっているスピーキング活動の後、 あるトピック(今回はmusic)に関する語句を日本語でも英語でもよいのでペアで出来る限りたくさん書き出す活動をしました。最初は中々出て来ていませんでしたが、こちらからヒントとなるキューを与えてあげたり、後にグループでsharingしたりした後でかなりの数の語句が出てきました。

そこで終了ということでもよかったのかもしれませんが、中途半端に時間が余ったので、今回は出て来た単語をカテゴリーごとに色分け、日本語で書いたものは英語に直す、カテゴリーごとにマッピングし直す、という活動を入れました。色分けすることや再度マッピングすることでもう一度語彙に焦点を当てて、続く活動で1つでも使えるようになっていてほしいという意図からです。もう少し色分けやまとめを工夫してできるかなと思っていたのですが、初めての活動だったことも考えると、まずまずの出来。ただ、時間がかなりかかってしまったことが少し難点でした。

来週はこれらの単語を踏まえて、音楽に関する簡単な意識調査を英語で実施。その後にアンケート紙の質問とその答えのやり取りをペアで行なう活動と続きます。また、最後にmy favorite singerの紹介を行なうのですが、この際にはプレゼンNo.1 studentを決めるという目的を持った活動にしようと思っています。そうすれば聞く側も話す側も少しは緊張感をもって取り組んでくれるかもしれません。

ディクトグロスをしてみました

本日の授業でさっそくディクトグロスをしてみました。ディクトグロスとは、簡潔に述べるならば、一定量のインプットを何回か聞き、その内容をメモし、その後、ペアまたはグループ(個人)でもとのインプットの内容を再現するタスクのことです。ちょうど授業で北京オリンピックを題材にした教材があったので、そちらを用いてやってみました。

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