Wordで指定した行数にならない問題

タイトル通り、某論文執筆時にwordで行数を指定しているのにその通りにならない問題が起きました(Office 2016 for Mac)。で、ネットで調べたら以下のサイトを参照しました。

http://office-qa.com/Word/wd57.htm

僕の場合は、「行数が合わない編」の「原因2:行間が1行ではない」の通りに設定したら解決しました。Wordの設定、中々めんどくさい奥が深いです。

河合創・藤田卓郎 (2017).「生徒の主体性を求めるスピーキング活動の探求」『中部地区英語教育学会紀要』第46号 125-132頁

中部地区英語教育学会紀要第46号に、

河合創・藤田卓郎 (2017).「生徒の主体性を求めるスピーキング活動の探求」『中部地区英語教育学会紀要』第46号 125-132頁

が掲載されました。この論文は、実践者である河合さんが、特定の言語形式を意識せず内容面に焦点を当てた活動(彼の言葉で言うところの「フリーな言語使用」)に取り組むに至った過程について書かれたものです。この実践の肝を一言で言ってしまえば、実践者自身の「フリーな言語使用」に関する考え方の変化なのですが、その過程を論文化するためには色々な試みをしました。論文の構成をどうするのか、エピソードや対話をデータとして提示するという方法は受け入れてもらえるのか、など、論文化していく過程で不安なことはたくさんありましたが、無事出版していただけてホッとしています。

この実践研究を進めるために私はメンター(というか話し相手)として参加させていただきました。話し合いの過程の一部は論文にも掲載しましたが、実際には論文に載せた対話はほんの一部で、実際には、実践内容や実践についての考え方など非常に多くのことを話しました。教師の実践知を知る大変よい勉強になりました。それと同時に、教師が持つ実践知を言語化して共有することの難しさ、手探りの中で実践研究を進めていくことの難しさ、適切な助言ができないもどかしさなど自分にとっての課題も多く残りました。改めて実践を研究する手法についても勉強する必要を感じました。まだまだ修業が必要です。

さようなら2016年。そして2017年へ。

明けましておめでとうございます。2017年になりました。今年もよろしくお願いいたします。

2016年は何と言っても『はじめての英語教育研究』を執筆、出版できたことが非常に大きな出来事となりました。きっかけは中部地区英語教育学会課題別研究プロジェクト「英語教育研究法の過去・現在・未来」に入れていただいたことでした。あの時声をかけていただかなかったら今の自分はありません。このプロジェクト、そしてこれまでに担当させていただいた「研究法セミナー」講師の経験をとおして、英語教育研究法の基本を勉強させていただくことができました。『はじめての』の執筆の際には、自分以外の先生から本当に忌憚のない意見をたくさんいただき、先輩研究者の文章執筆のイロハを身をもって体験することができました。そして、一冊の本を作るということがどれだけ大変なことなのかも身をもって知りました。大変よい勉強でした。

その他には全国英語教育学会、中部地区英語教育学会で口頭発表をさせていただきました。今年の頭には出版されるものがいくつかありますが、単著で書いたものはまだ出版が決まっていません。某所でリジェクトをもらってから色々な方のアドバイスを得て自分なりに納得できる形を模索しましたが、どうなることやら。結果を謙虚に待ちたいと思います。

お仕事の面では2年生の担任をさせていただいています。42名の個性的で将来性豊かな学生さんたちと一緒な時間を過ごせることは何にも代えがたい貴重なことです。正にこの仕事をしていたよかったと思う瞬間です。いわゆる「学校教員」ではなくなってしまいましたが、教員という仕事は正に自分の原点だなと時折実感します。2年生の担任は残り3ヶ月(実質2ヶ月)となりますが、全力で向き合っていきたいと思います。

プライベートな面ではたくさん読書したり、映画をたくさん見たりすることを目標としていました。しかしながらこちらはほとんど叶わず。こうした時間も含めて上手に時間の管理をしていくことが今年度の課題になりそうです。と、ここまで書いて昨年の振り返りを読んだら、昨年も全く同じことを書いていました。進歩していない証拠なので今年こそはきちんと管理したいと思います。

今年はもっと目標を絞り込んで、一つ一つの結果をきちんと出すように心がけていきたいです。自分の限界を自分で決めることがよいとは思いませんが、自分のキャパシティを超えて仕事をするとどれだけ結果がついていかないかも十分経験しました。今年は「ToDoリスト」に加えて「Not To Doリスト」も作って、自分の本当にしたいことにきちんと目標を定めて取り組んでいけたらと思います。